KEMCOは、スマートフォン向けノベルゲーム『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』を家庭用ゲーム機に移植することを発表した。またあわせて『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』『レイジングループ』のシナリオライターamphibian氏の完全新作が制作されていることが判明した。

 『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』は、2013年に配信されたスマートフォン向けノベルゲーム。告白されると爆死してしまう特異体質になってしまった主人公が、女の子から告白されるのを回避しつつ、物語の真相に迫るアドベンチャーゲームだ。一見すると馬鹿げた設定ながらも、伏線が巧妙に張られた二転三転するストーリーが高評価を得ている。『レイジングループ』で注目されたシナリオライターamphibian氏の過去作ということで近年、あらためて評価されている作品だ。

 もともと『レイジングループ』がスマートフォン向けから、PS4、Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機に移植されたこともあり、『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』の家庭用ゲーム機移植もファンから待望されており、それが実現される見込みとなった形だ。具体的にどのプラットフォームかはまだ不明だが、イラストレーターHarcana氏によるリライト&イベントCGを大幅に追加して、パワーアップされるようだ。タイトルは『DMLC_R(仮)』として、2020年初頭の発売を予定している。

 またこのamphibian氏による『レイジングループ』に続く完全新作が開発中であることが判明。今度は、瀬戸内海沿岸をの架空の街を舞台に、「人魚」を題材にした伝記ホラーだという。また主人公は「少女2名と+α」とのこと。

 人魚といえば、日本では馴染みがないと思われそうだが、人魚のミイラが安置されている寺が日本にはあったり、ノベルゲームの原点『弟切草』にも人魚が題材のシナリオが存在した。伝奇色濃厚な『レイジングループ』で手腕を発揮したamphibian氏による土俗的なホラーが展開しそうだ。仮タイトルは『RE(仮)』で、進捗状況としてはプロットが完了した段階で本格的な開発はこれからとのこと。

 まずは『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』の家庭用ゲーム機向けの展開が先に楽しめることになりそうd。amphibian氏といえば、『レイジングループ』のストーリーを新たに小説『レイジングループ REI-JIN-G-LU-P』として展開しており、星海社FICTIONSから発刊中。『レイジングループ REI-JIN-G-LU-P』を読みつつ、『D.M.L.C. デスマッチラブコメ』を待ちつつ、完全新作の続報を待つことにしよう。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman